英会話役立ち記事④

英語の発音はどれくらいできればいいの?④

発音以外のスキルや能力もバランスよく上達させる。 日本語の訛りは日本人の証!

発音以外のスキルや能力もバランスよく向上させる
これまで述べてきた通り、「発音は大切だが、ほかの何にも増して重要というわけではない」というのが私の意見です。英語を学習するうえで大切なことは発音のほかにもたくさんあります。先述の文法的正確さや、(発音以外の面の)スピーキング力、リスニング力、リーディング力、ライティング力、語彙力、流暢さ、自然な表現力などです。

 

これら英語に必要なすべてのスキルと能力をバランスよく伸ばすことが大切です。発音はたくさんの伸ばすべき英語のスキルのひとつでしかなく、発音にばかり時間と労力をかけるわけにはいきません。発音はちょっと聞いたところネイティブっぽく上手だが、ほかの部分がおろそかになっているというケースを見かけることがあります。そういう人は少し英語ができる人から見ればすぐに見破られますし、格好の良いものではありません。

 

日本語の訛りは日本人の証!
最後に、日本語のアクセント、日本語訛りについて書こうと思います。日本語訛りを減らしてネイティブの発音に近づこうとする努力は必要ですが、一方で日本語訛りは日本人である証であって、消し去ってしまうより、むしろ訛りがあった方が良いのではないかとも私は考えています。訛りがあっても、文法が正確、語彙と表現が豊か、よどみなく滑らかで、シンプルで分かりやすく、論理的で説得力があり、中身があり知性と教養がにじみ出るような英語を、日本人のプライドを持って話せるのが私にとっての理想的です。

 

私がオーストラリアの大学で教わったノンネイティブの先生たちは、そのような英語を自国語の訛りを隠すことなく堂々と話していましたし、それがとても格好良く見えました。高いレベルを目指す若い方々などは、そんな英語が話せるようになることを目標にするのも良いのではないかと思います。

 

まとめ:
★発音は伝わるレベルであればネイティブレベルである必要はない。
★発音だけでなく、正しい文法で、流暢に、自然な語彙や表現を用いて話せるようになることも大切。
★ゆっくり、はっきり、シンプルに、論理的に話すこと。
★日本語アクセントは日本人の証。知性と教養と品格のある「日本人の話す英語」を堂々と話せるようになる。