英会話役立ち記事②

英語の発音はどれくらいできればいいの?②

大切なのは、「intelligibility」。 文法が正確であることと、ゆっくりはっきり話すことが大切。

大切なのは、「intelligibility」
intelligibilityという言葉があります。「理解できること、わかりやすいこと、明瞭性」の意味ですが、英語教育の分野でintelligibilityと言えば、その英語が通じる英語なのかどうかを意味します。「intelligibilityがある」と言えば、その英語が通じることを意味します。そして、intelligibilityがある英語ならば、発音にはそれほどこだわらなくて良いという研究者の意見があります。私も、大切なのはこのintelligibilityだと思います。少々訛りがあっても、伝わることが重要なのです。

 

どれくらいのintelligibilityがあればいいの?
intelligibilityが高ければ高いほど理解しやすい英語ということになりますが、では、どれくらいのintelligibilityがあれば良いのでしょうか。それを測る物差しがあるわけではないので、数値などで示すことはできませんが、大ざっぱに言えば、「訛りが残っていてネイティブのようには聞こえないけれど、相手にまず問題なく通じるレベル」だと思います。これは自分で外国人と会話して、「これくらいだったら通じるんだな」というものを感覚的に知っていくしかないかもしれません。

 

後述しますが、発話する英語の音そのものよりも、はっきりゆっくり話すことや、正しい文法で話すこと、シンプルに論理的に話すこと、あるいは話す内容の方が、伝わりやすさという点からはより大切だと思います。

 

私のオーストラリアでの経験
私はオーストラリアで約三年間過ごしましたが、その間、ネイティブ、ノンネイティブにかかわらずいろいろな国々からの人々の英語に接しました。この経験から、英語の発音についていくつかの学びを得ました。

 

文法が正確であることと、ゆっくりはっきり話すことが大切
留学の最初の頃にいた語学学校では、世界各国からの留学生の英語を聞きましたが、彼らの英語ははじめ聞き取るのに非常に苦労しました。しばらくして分かったのですが、それは主に彼らの発音の悪さと文法の不正確さが原因でした。その上早口で話す人が多かった。

 

発音は中級クラスあたりの生徒でもintelligibilityのあるレベルではなく、留学生の英語に慣れているはずの語学学校の先生でも理解できないことがよくありました。発音はやはり一定レベルに達していないと、コミュニケーションに支障をきたします。

 

また発音に加え、文法的に正しく話すことも大切だと実感しました。たとえば時制をおろそかにして、I went~.と言うべきところをI go~.と言ってしまうと、それだけで話が分からなくなってしまうことも実際にあるのです。そしてまた、ゆっくりはっきり話すことも大切だということも学びました。

 

英語の発音はどれくらいできればいいの?③を読む